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ジュニア科学塾第5回講座案内

ジュニア科学塾第5回講座は10月21日午前9時半から東広島の広島大学教育学研究科,C棟1階の生物学実験室で行います。
第4回の理論編を受けて,大学の実験室で動物に関する本格的な観察や実験を行う予定です。
次のテーマで観察,実験を進められるとのことです。

テーマ:瀬戸内海の海の恵みについて考えてみよう

内容:身近な食材である「ニボシ」を使って,瀬戸内海の海の恵みをこれからも利用していくために必要なことを考えたいと思います.実験内容は,ニボシの解剖・観察やニボシの胃内容物の顕微鏡観察・解析などを予定しています.

会場へは第2回の化学ときと同じく,貸切バスで往復します。行きは午前8時半に広島駅新幹線口,貸切バス乗り場から出発します。帰りは12時半までに大学を出発します。
出発に遅れないように!!!


# by wakupuro | 2018-10-14 07:59 | ジュニア科学塾

ジュニア科学塾第4回講座スケッチ

第4回のジュニア科学塾は広島大学の富川光先生が担当されました。海洋生物を主な対象として生物学(動物)の理論を学びました。
まず海洋生物は次の3種類があることとそれぞれについて解説されました。
プランクトン 浮遊生物 イワシの子 ミジンコ クラゲなど
ネクトン 遊泳生物 魚,スナメリなど
ベントス 底生生物 エビ,カニ,サザエなど
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続いて,ちりめんじゃことして売られる前の「チリモン(商品名)」からルーペ使いながらいろいろな生物をよりわけました。

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より分けた生物をリストアップし,それぞれの動物の説明がありました
全体で28種 魚類16種 節足動物9種 軟体動物3種を見つけました。
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まとめとして,海の動物では一生をプランクトンで過ごす動物はわずかであること,子どものときプランクトン生活で植物プランクトン食べて成長し,その後にベントス(底生)となること,広島の名物であるカキはプランクトン生活を利用して養殖を行っていること,岩カキが夏が旬であることの理由などについて説明がありました。
その他,珍しいものものとしてウオノエ(魚のエサ)が見つかり,魚の舌に寄生する動物ですが本当は魚の方がエサになっていることを知りました。
今回の講座を通し,海の中では生物同士の複雑な関係で生態系が成り立っていることを実感できました。
第5回は広島大学の実験室で本格的な観察や実験を行います。(実行委員長 記)



# by wakupuro | 2018-10-14 06:54 | ジュニア科学塾

ジュニア科学塾 第4回講座

ジュニア科学塾の第4回講座が近づいてきました。すこし秋めいてきましたね。
今回と次の第5回の講座は生物学(動物学)です。「海洋に生息するさまざまな生物について知ろう」とのテーマで広島大学准教授の富川光(とみかわこう)先生が担当されます。
富川先生は今年の春,秋芳洞において独自に進化したとみられる新種のエビを発見されるなど,世界的に活躍されている研究者です。
今回は理論編ですが,簡単な観察込みの実習を実施予定とのことで,具体的には,まず海洋生態系の生物多様性について講義の後,「ちりめんじゃこ」に混入する多様な動物の拾い出しと観察を通して,生物多様性を実感することを目標とされています。
会場と時間は,第3回と同じく広島大学東千田キャンパA304室,9月16日(日) 午前9時半からです。

# by wakupuro | 2018-09-12 06:18 | ジュニア科学塾

ジュニア科学塾 第3回講座スケッチ

2018年8月5日,広島大学東千田キャンパスでジュニア科学塾の第3回講座を開催しました。
講座のタイトルは「現代を生き抜くための放射線・放射線 基礎知識」です。2011年の東日本大震災では,福島の原子力発電所が大津波に襲われ深刻な事故が発生しました。その際に放射性物質が放出され日本全体が恐怖と不安にさいなまれました。この事故への対応は現在も続けられています。
今回の講師の大杉先生は「放射線・放射能」が怖いので目をつぶって見ない,見ないものは無いことにする」ことに危惧を感じられ,「放射線・放射能」についての正しい理解を伝える「伝道師」をなさっています。
今回の講座では,まず「放射線・放射能」の基礎知識として,原子,原子核について解説されました。
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次いで,大杉先生が開発された,ガンマ線スペクトルメータを用いて,身近な放射線の測定を行いました。自然界にはわずかですが放射線が存在することを確認しました。最後に人体に対する放射線の影響を学びました。
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# by wakupuro | 2018-09-05 17:21 | ジュニア科学塾

ジュニア科学塾第3回講座

暑中お見舞い申し上げます。暑い日が続いていますが皆さんお元気でお過ごしでしょうか。
来る8月5日にはジュニア科学塾第3回講座を行います。
時間は9時半〜12時半,会場は第1回講座と同じ広島大学東千田キャンパスA304室です。
今回の講座は,放射線のお話と測定です。
今回は広島大学名誉教授(元広島大学理学研究科教授,元広島大学宇宙科学センター長)の大杉節(たかし)先生に講師をお願いしております。大杉先生は高エネルギー物理学の世界的な研究者です。この講座では先生ご自身が発明されたガンマ線スペクトルメーターを使って身近に存在する環境放射線の測定を行うとのことです。具体的な内容は以下のとおりです。
*放射能、放射線を恐れないで正しく理解しよう 
*身の回りの放射線を測ってみよう
*放射能、放射線との正しい付き合い方
  1)放射線の作用と影響
2)医療利用
  3)原発事故の対処法ーキーポイント
の内容で話と討論、及び環境放射線の測定を自分で行ってみる。
今回の講座を通して放射線への基本的な理解を深めて欲しいと願っています(委員長 記)



# by wakupuro | 2018-08-01 21:20 | ジュニア科学塾