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ジュニア科学塾第2回講座 一日目

8月6日(土),ジュニア科学塾第2回講座は帝釈峡へ1泊2日の研究に行ってきました。今回のテーマは「石灰岩の浸食地形」「帝釈峡の動植物」です。
現地へ到着して昼食をとった後,下帝釈の「ながの村,幻の鍾乳洞」の探索に行きました。まずはここで,石灰岩地域の浸食地形を存分に体感してもらいました。
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下帝釈の渓谷は,非常に深い谷が走っていて,その渓谷の川沿いには集落や道路はもちろんありません。幻の鍾乳洞は渓谷の底,-150mの位置にあります。ここからは「ながの村」の現地ガイドの横山さんの案内で入口までの急斜面の山の中をひたすら徒歩で下りて行きました。
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底に下りると,全く人の生活感のない自然のままの渓谷美を堪能できます。生徒達はと言うと・・・お決まりのように水切りがはじまります。。そして,ここからは2グループに分かれ,順番に幻の鍾乳洞の探索へ出発しました。洞窟の入口は人一人通るのがやっとで,洞内の環境は気温は20℃以下,湿度はほぼ100%,と涼しのですが,湿度が高いため動くとすぐに暑くなります。観光地の鍾乳洞ではないので遊歩道や階段,スロープなどの整備はほとんどされてません。起伏が激しく,あちらこちらにはしごが設置されていて,これを上り下りしながら進みました。
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時には,地面に伏せてくぐらないと行けない穴もあったりします。けがもなく全員が戻れたのが何よりでした。
鍾乳洞ですから,いたるところにつららや石筍など,石灰岩の溶解,再結晶の繰り返しでつくられた様々な生成物をごく間近で観察することができました。
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その後は,もちろん来た道を戻るので標高差150mの急斜面をひたすら上らなくてはなりませんでした。これにはかなり堪えましたね。
そこからはバスで場所を少し移動して,フズリナの化石が見られる露頭でフズリナ化石の観察も行いました。

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そして,夜はホールを借りて19:30〜22:00まで講座の続きです。昼に体感してもらった浸食地形のできるメカニズムや実際にどのくらいの起伏があるのかを実習を通して学習しました。その後,翌日の帝釈峡の動植物の観察のための予習も行いました。
担当講師は写真左から地学分野,山崎博史広島大学大学院教育学研究科教授,生物分野(動物),鳥越兼治広島大学大学院教育学研究科教授,生物分野(植物),石橋昇広島大学名誉教授の3名の先生方に担当して頂きました。

今年の第2回講座は昼の行程がハードだったお陰で,去年よりも静かな夜になりました。
# by wakupuro | 2011-08-06 16:41 | ジュニア科学塾

科学塾研究室 本格活動中

科学塾研究室の方は夏休みに入り,本格的に活動しております。
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分子遺伝学講座は先週25日から4日間連続で実験を行いました。天文学講座は31日から泊まり込みで4日間も観測を行っています。

分子生物学講座は夏休み前までは順調でしたが,しばらく間が空いて昨日から再始動。 海洋生物学の方は採集のため31日に愛媛県へ遠征した後,臨海実験所で実験を始めています。
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低温物理学はこれまで,Skpeを使った遠隔授業で実験前の事前学習をすすめていました。明日は巨大なプラントを使っての大がかりな実験を行う予定です。
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もうひとつ,素粒子物理学講座もあるのですが,こちらは座学がほとんどで実験は実施困難なため,この講座はレポート提出のみでシンポジウムの発表もなしになりました。こちらはマイペースで分厚い英語の専門書を使って,担当の先生と定期的に直接指導受けながら学習をすすめております。
# by wakupuro | 2011-08-03 16:23

サイエンスレクチャー広島

7月31日(日)広島大学東千田キャンパスにおいて,サイエンスレクチャー広島が開催されました。
広島大学宇宙科学センター長 吉田道利教授を講師にお招きして,『活動的な宇宙の姿を探る〜超新星爆発からブラックホールまで〜』をテーマに約2時間の講座を行いました。
小中学生を中心に一般参加の方や,保護者を含めると100名を超える参加を頂き,盛況のうちに終えることができました。
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講座では,はじめに恒星の誕生から消滅までのメカニズムや,これらの現象の観測方法についての解説をして頂きました。その後,天体観測に重要な要素である光のスペクトルについての解説とともに,参加者全員にスペクトルを観察するための簡易分光器を作成してもらいました。このタイプの分光器は私も初めてだったのですが,非常に簡単でものの5分もあれば組み立てられる優れものでした。
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そして,この分光器を使って様々な光源(スペクトル管)の観察して,光源によって特徴的なスペクトルが観察できることを体験してもらいました。
分光器制作も含めて約1時間のスペクトル観察の後に,まとめの講演を行い質疑応答に移ったのですが,今回はたくさんの質問が次々に出てきて,終わりが見えなくなってきました。やむを得ず一旦レクチャーを終了させてもらい,質問がある人に残って頂きました。
質問のある参加者の列は,公演後30分以上も続く盛況ぶりで,長時間の講演の後にもかかわらず,吉田先生は一人ひとりに対して丁寧に質問に答えられていました。

吉田先生,すばらしい講演をありがとうございました。また,大変お疲れ様でした。
参加者の皆さん,ありがとうございました。来年も新しいテーマで開催しますので,引き続きよろしくお願いします。
# by wakupuro | 2011-07-31 16:23 | サイエンスレクチャー

科学塾研究室 天文学講座

科学塾研究室 天文学講座_a0281767_16181758.jpg天文高校生集まれの前日,7月9日に今年度の天文学講座がありました。この日がすでに3回目だったと思います。今年度は附属福山高校2年生のMさん1名の参加で,原始星であるT Tau型星を対象に可視と近赤外線の測光+偏光から,原始惑星系円盤の内縁付近の物質を探ることをテーマに研究をすすめています。毎年天文は複数の参加でしたが,今年はたった一人でご覧の通り,マンツーマンでの指導を受けています。講師は,今年も宇宙科学センターの川端弘治准教授です。
夏休みにはいったら,東広島天文台かなた望遠鏡を使っての観測を泊まりがけで行う予定です。
# by wakupuro | 2011-07-22 16:17

天文高校生集まれ!!

7月10日(日)大阪教育大学天王寺キャンパスにて,近畿地区高校生天文活動発表会実行委員会主催による「天文高校生集まれ!!」に,昨年度の科学塾研究室天文学講座の修了生であるAICJ高校2年生のY君が研究発表に行ってきました。
この会は,震災の影響で日本天文学会春季年会のジュニアセッションが中止されたことで,高校生の天文研究の発表の機会が無くなってしまったことがきっかけとなって,近畿地区の大学や高校,西はりま天文台の先生方が実行委員会を立ち上げ,企画されたものです。初めての会でありましたが,2府4県13校,43名の高校生が参加して行われました。
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Y君はジュニア科学塾からずっと,わくプロの活動に参加している生徒で,今年度も素粒子物理学講座で活動してます。今回の発表は「複数の散開星団の色・等級図と年齢測定」で,これは,昨年度,国泰寺高校現3年生のS君との共同で行った研究で,昨年度の理学部主催の第13回中学・高校生科学シンポジウムでも発表したものです。発表したY君,前回は非常に緊張していましたが,今回はかなり落ち着いた様子で,原稿なしにほぼアドリブで発表していました。

詳しい会の様子は こちら  をご覧下さい。

ひとつ残念なのは,今回も(今年度,昨年度の生物系三学会中四国大会)広島県からは,わくプロからの参加のみで,相変わらず少し寂しいものを感じてしまいます。
# by wakupuro | 2011-07-10 16:11