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サイエンスレクチャー広島

7月31日(日)広島大学東千田キャンパスにおいて,サイエンスレクチャー広島が開催されました。
広島大学宇宙科学センター長 吉田道利教授を講師にお招きして,『活動的な宇宙の姿を探る〜超新星爆発からブラックホールまで〜』をテーマに約2時間の講座を行いました。
小中学生を中心に一般参加の方や,保護者を含めると100名を超える参加を頂き,盛況のうちに終えることができました。
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講座では,はじめに恒星の誕生から消滅までのメカニズムや,これらの現象の観測方法についての解説をして頂きました。その後,天体観測に重要な要素である光のスペクトルについての解説とともに,参加者全員にスペクトルを観察するための簡易分光器を作成してもらいました。このタイプの分光器は私も初めてだったのですが,非常に簡単でものの5分もあれば組み立てられる優れものでした。
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そして,この分光器を使って様々な光源(スペクトル管)の観察して,光源によって特徴的なスペクトルが観察できることを体験してもらいました。
分光器制作も含めて約1時間のスペクトル観察の後に,まとめの講演を行い質疑応答に移ったのですが,今回はたくさんの質問が次々に出てきて,終わりが見えなくなってきました。やむを得ず一旦レクチャーを終了させてもらい,質問がある人に残って頂きました。
質問のある参加者の列は,公演後30分以上も続く盛況ぶりで,長時間の講演の後にもかかわらず,吉田先生は一人ひとりに対して丁寧に質問に答えられていました。

吉田先生,すばらしい講演をありがとうございました。また,大変お疲れ様でした。
参加者の皆さん,ありがとうございました。来年も新しいテーマで開催しますので,引き続きよろしくお願いします。
by wakupuro | 2011-07-31 16:23 | サイエンスレクチャー
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